欧州最古のジュエラーである「メレリオ」。

マリー・アントワネットも愛した、そのメゾンは現在もフランスはパリに居を構える。

最古にして、いま注目すべき唯一無二のセレクションをその歴史と共に紹介する。

photo by Ivan Terestchenko

メレリオだからこそ受け継がれる本物の美と証

1515年、北イタリアのグラヴェッジアを発ち、フランスへと渡ったメレリオ家。

その物語は、1613年、フランス王妃マリー・ド・メディシスにより授けられた特権から始まる。

以来、ルイ16世までの歴代国王がその特権を更新し続け、王侯貴族のために珠玉のジュエリーを生み出してきた。

メレリオが手掛けるのは、単なるジュエリーではない。

それは、時代を超えた美の象徴であり、王妃たちがその手元に輝かせてきた証。

ヴァンドーム広場近くの本店に息づくその煌めきは、マリー・アントワネットやウジェニー皇后が愛した輝きとして、現代の女性たちへと受け継がれている。

メレリオの美意識 ―伝統と革新が織りなす至高のデザインルネサンスの芸術性が息づく、唯一無二のクリエイション

細部に至るまで、美の本質を追求し続けるメレリオ。

その創造性の根底には、ルネサンス期の建築や装飾技法への深い敬意が宿る。

幾何学的なフォルム、繊細なフィリグリー、そして植物をモチーフとした曲線美──すべてが、400年以上にわたる芸術的探求の結晶となっている。

知性と遊び心を映し出す ―キャビネ・ド・キュリオジテ コレクション

「キャビネ・ド・キュリオジテ」コレクションのタリスマンメダル エトワールミステリユーズが宿す、神秘的な輝き。

二重に重なる星の中央で輝くのは、幻想的な光を放つスターサファイア。

彫金が施されたゴールドからルビー、サファイア、エメラルド、イエローサファイアが溢れ出し、煌めきの軌跡を描く。

色彩が織りなす調和が、夜空のミステリアスな魅力を映し出す。

「驚異の部屋」に秘められた個性を纏うジュエリー

タリスマンメダル　エトワール ミステリユーズ（画像上）：41,800,000円（税込）
タリスマンメダル　ソレイユ（画像左下）：24,200,000円（税込）
タリスマンメダル　ニュイ エトワレ（画像右下）：30,800,000円（税込）

16世紀から18世紀、ヨーロッパの貴族たちは「キャビネ・ド・キュリオジテ（驚異の部屋）」に、世界中の貴重な宝物や工芸品を収め、美と知を探求した。

そのスピリットを受け継ぎ、メレリオは「キャビネ・ド・キュリオジテ」コレクションを生み出した。

星のメダル、錬金術のタリスマン、自然が生み出した貴石のチャーム──それらは単なるアクセサリーではなく、身に纏う人の感性と知性を映し出す存在。

自由に組み合わせ、自分だけの物語を紡ぐ。まるで、ルネサンスの宮廷で秘宝を選ぶような、ときめきに満ちたひとときとなる。

時を刻む芸術―メレリオのM Cut ウォッチ「ブラックエディション」
ジュエリーと時計が融合する、タイムレスなエレガンス

MCUT ウォッチ「ブラックエディション」が宿す、時を超えたエレガンス。

メレリオカットの優雅なフォルム、精緻なダイヤモンドの輝き、そして内部で静かに鼓動するムーブメント。

すべてが計算され尽くした、美と機能の結晶。

手元に纏うのは、時を刻む芸術。

メレリオのウォッチメイキングは、単なる時を刻む道具ではない。

それは、ジュエリーとしての美と時計としての機能を極めた、究極のエレガンス。

その象徴ともいえる「ブラックエディション」。

メレリオカットの優雅な楕円形が、ジュエリーウォッチとしての存在感を際立たせる。

1 8 Kイエローゴールドのケースに施された58個のダイヤモンドは、計算され尽くした輝きを放ち、手元に気品あるオーラを纏わせる。

内部には、高精度な自動巻きムーブメントを搭載。

オープンバック仕様のケース越しに、その繊細なメカニズムが躍動するさまは、時を纏う芸術品ともいえる。

M Cut ウォッチ「ブラックエディション」
参考価格：2,750,000円（税込）

メレリオが提案する、究極の洗練と贅沢

たとえば、極上のハイジュエリーを気負うことなく纏う。

たとえば、日常に、時を超えて受け継がれる輝きを取り入れる。

遊び心と余裕が、真のエレガンスを生む。

美とは誇示するものではなく、纏う人によって完成されるもの。

その価値を理解し、本質を見極める女性のもとでこそ、メレリオのジュエリーはさらなる輝きを放つ。

感性を研ぎ澄まし、自らの美を開花させて。

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