
ジャングルに現れた、優雅なテントロッジ
スリランカとは「光り輝く島」を指す。インド洋に浮かぶ自然豊かな島だ。
稀有な歴史遺産、セイロンティーの高原、トロピカルリゾートの原点。
北海道ほどのこの南の国には、溢れるばかりの感動が待っていた。
スリランカで最もホットなアクティビティは、野生動物と出合えるジープサファリだ。
サファリを満喫しながら、ラグジュアリーなリゾートライフを提供する豪華なロッジがある。
ジャングルと美しいビーチに囲まれた、ルレ・エ・シャトー加盟の高級ホテルである。
スリランカは野生動物観察の本格サファリが楽しめる、日本から最も近い国だ。
ゲームサファリの魅力を語る前に、まずアコモデーションからご紹介したい。
島の南東、ヤーラ国立公園に近いジャングルの中、未舗装道路をクルマで進んでいくと現れるのが〈ワイルド・コースト・テンティッド・ロッジ〉だ。
名の通り、コンクリートのビルではなく、テントである。
だがその設備とサービスはいかにもラグジュアリー。
フランスで発足された世界的な高級ホテル&レストラン組織、ルレ・エ・シャトーに加盟を認められていることからも、クオリティーは確か。
コクーン(繭)の形をした建物がホテルのメイン棟。
竹を編んで建てたオープンエアの施設であり、ここにダイニング、バー、プール、ライブラリーなどを集約する。
その奥に点在する白い屋根が、ゲストルームのテント。
全28室のうち12室は専用プールが付くスイート。
テントの質の高さは折り紙付きだ。
エアコンが完備され、天蓋付きキングサイズベッドをはじめ、大型クローゼット、銅製のバスタブ、温水サービスと現代的な設備を完備。
電力は太陽光を積極的に利用しており、持続可能な取り組みも行う。
このホテルはオールインクルーシブであり、宿泊費には滞在中の食事や一日一回のホテル専用車によるジープサファリなどが含まれる。
ルレ・エ・シャトーに加盟を認められるだけあって食事のレベルは高く、ビーガン料理の用意もある。
野生動物のゲームドライブを終え、シャワーを浴びてビーチガーデンへ。
ドライマティーニを片手に、スリランカの落日を眺めると、気分はヘミングウェイといったところ。優雅な旅の幕開けだ。
Wild Coast Tented Lodge/ワイルド・コースト・テンティッド・ロッジ
- 住所:
- Palatupana,Yala
- 電話番号:
- +94(47)7036000