2025年 春のウィーンで特別なイタリアオペラを連ねる
最上のオペラにふれる。それは楽曲を聴くだけでなく、その背景にある文化や歴史を体感することでもある。
重厚、軽快、悲劇、喜劇。オペラの魅力を本場ウィーンで体感する至高の時間を。
貴重かつ贅沢な時間を早春のウィーンで
春のウィーンは格別だ。ウィーンは世界でも緑が多い都市であり、春には公園や庭園が美しく輝く時期となる。
厳しい冬を越えて街や文化も華やかさを迎える早春、2025年3月。
世界三大歌劇場に数えられるウィーン国立歌劇場でイタリアオペラが3公演おこなわれることが決定した。
そのどれもが特別な演目であり大注目のラインナップだ。その3公演すべてを見ることができる貴重かつ贅沢な時間を叶えるプランがある。その行程をご紹介しよう。
2025年3月13日に羽田を出発。
ウィーン到着日はゆったりとした市内観光をウィーンの空気に慣れた翌日3月15日、いよいよ3公演の初日を楽しむこととなる。
オペラのあらゆる魅力を感じる7日間
1公演目はベッリーニ作の「ノルマ」。
イタリアオペラの代表作曲家であるヴィンチェンツォ・ベッリーニの特徴は誰もが認める旋律美にある。
多くの名作を生み出したベッリーニの中でも秀逸とされるのが「ノルマ」だ。
1831年にドイツで初演をおこなった今作は威厳すら感じるメロディと歌声に愛憎重なる三角関係の物語。
その重厚たる時間の流れに決して色褪せない“歌劇の素晴らしさ”、そしてその在り方を感じてもらうことができるだろう。
3月16日。2公演目はオペラ王が苦心して作り上げた「ドン・カルロ」となる。
オペラ王とは「椿姫」や「アイーダ」を作り上げたジュゼッペ・ヴェルディの異名であり、過去にヴェルディはイタリアの紙幣に肖像画が描かれたほどの国民的作曲家である。
前述の通り、今作は苦心して作り上げられた。
まずなにより制作時の不運が重なったことや宗教弾圧というテーマによる当時の評価の難しさなどはあったが、その荘厳たる楽曲と内容により、ヴェルディの傑作として評価され、現代に至る。
ただ、出演者が多いこともあり、特別なタイミングでないとなかなか上演が難しく“傑作であるが上演機会が少ない”作品でもあるのだ。
しかも、今回の指揮はウィーン国立歌劇場の音楽監督であるフィリップ・ジョルダンによるものとなっているため、“特別中の特別な「ドン・カルロ」”ということがわかるだろう。
オペラだけではないウィーンを楽しむ
1公演目の「歌劇の素晴らしさ」、2公演目の「特別な演目」を味わった3公演目、3月17日は「オペラの楽しさ」を感じていただくことになる。
その名は「愛の妙薬」。ガエターノ・ドニゼッティが作曲した喜劇オペラだ。
とにかく、この作品は逸話が多い。
ドニゼッティはオペラだけで約70作品も作り上げたが、この「愛の妙薬」の作曲はミラノにある歌劇場のオーナーからの依頼からわずか2週間ほどで作り上げられたという。
しかも、初演から30回以上も再演をおこなう大ヒット公演となったというのだから、オペラはなにが起こるかわからないものだ。
構成もシンプルだが、それゆえに見せ場も多く、3公演の最終日にふさわしい、肩の力を抜いてじっくりと歌声と音楽、演技を楽しめる作品となっている。
じつは今回のプランはオペラだけではない楽しみが用意されているのも嬉しい。
それはウィーン滞在2日目に鑑賞するウィーンフィルのコンサートだ。
鑑賞する場所は20世紀を代表する指揮者、ブルーノ・ワルターに「音楽が、これほど美しいものでありうるとは知らなかった」とまで言わしめたコンサートホールであるウィーン楽友協会・黄金の間。
指揮はメトロポリタン歌劇場の音楽監督であるネゼ=セガンというあまりに豪華な内容となっている。
ウィーンならではの時間を堪能できる夢のようなプラン。
帰国した際には、その素晴らしさを誰かに伝えたくなってしまうに違いない。
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心に響くウィーン 音楽の旅 7日間
国立歌劇場3つのイタリアオペラとネゼ=セガン指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団演奏会
- ご出発日:
- 2025年3月13日 羽田空港発
- ご到着日:
- 2025年3月19日 羽田空港着
- 備考:
- 添乗員同行