
RANGE ROVER HOUSE 2025 - KARUIZAWA 英国と日本の美意識が邂逅する三日間 軽井沢で触れた、RANGE ROVERの頂点──SV BESPOKEという贅沢
半世紀を超える歴史の中で、英国のクラフトマンシップと先進性を象徴してきたRANGE ROVER。
イギリス王室の紋章を戴くSUVとして知られ、1970年の初代モデル以来「ラグジュアリーSUV」のパイオニアとして新たなスタンダードを築いてきた唯一無二の存在が、昨年に続き、その世界観を五感で体感できる招待制イベント「RANGE ROVER HOUSE」を軽井沢で開催した。
日本限定12台の特別仕様車「RANGE ROVER SV BESPOKE URBAN TWILIGHT COLLECTION」と、日本文化を現代に昇華させた体験が、静かな森のヴィラでゲストを迎える。
SV BESPOKE──それはRANGE ROVERが誇る、究極のオーダーメイドプログラムだ。
色彩、素材、仕立てのすべてを英国SVデザインチームと共に創り上げる、限られた顧客だけのための一台。
今年披露された「URBAN DAWN」「URBAN DUSK」「URBAN LIGHT」は、都会の空の瞬間を切り取った3つの表情で魅せる。
柔らかなモーブ、深みあるブルーグレイ、そして温かみを帯びたシルキーロゼ──。
その塗装は光の加減で表情を変え、ディテールには24金のスクリプトバッジが、そしてシートには繊細な刺繍が宿る。
各テーマ4台ずつ、わずか12台という希少性が、その存在感をいっそう際立たせる。
木立の中に佇む静謐な別荘を会場に、催された「RANGE ROVER HOUSE」では、この3台に触れられるほか、軽井沢「vase」の岡田卓也シェフによるコース料理のおもてなしが待っていた。
地元の旬材を使い、ひと皿ごとに物語を紡ぐ構成は、フランス料理の技巧と信州の風土が響き合って、時間の流れを忘れさせる。
さらには「櫻井焙茶研究所」による茶のセッション。
湯気と香りに包まれながら、さまざまなお茶が現代的な所作と器で再解釈される様は、まるで一篇の詩のようなモーメントを紡ぎだす。
そして「TRADMAN’S BONSAI」が創り出す盆栽空間。
日本庭園のような庭に苔むす小景と大胆な枝ぶりがシンクロし、「自然」をアートとして、ゲストを静かな没入へと誘った。
RANGE ROVERのデザイン哲学は「3本の線で描ける」ほど簡潔だ。
だが、その内に宿るは普遍の美と品格。
そして進化への意志。
オフロード車としてのルーツと55年の歴史が、再解釈された日本の美とクロスオーバーする贅沢な時間。
「RANGE ROVER HOUSE」はあなたを真のラグジュアリーへと誘う。