カタルーニャ料理と日本の食材が織り成す美味の冒険
スペイン料理に新風が吹いている。
17州の自治州から成り立つスペインは、それぞれの風土と文化が折り合い、海と山の恵みも豊富なため世界でも有数の美食大国。
それは「ムガリッツ」や「エル・ブジ」といった世界的なレストランや、美食の街・サンセバスチャンといったような、料理の革新と伝統が交差する場所に見ることができる。
近年、日本でもスペイン料理の新しいスタイルやアプローチを楽しめるレスタランテがますます注目を集めている。
ここに、日本で楽しめる最先端のスペイン料理をご紹介しよう。
スペイン料理の奥深さと魅力が詰まったカタルーニャの伝統料理。
その味わいを基にした最先端の美食体験が東京は銀座で楽しめる。
日本の食材との融合が生み出す新たなスパニッシュを堪能したい。
MASIAとは、カタルーニャの言葉で「田舎にある農家の一軒家」という意味。
その名の通り、カタルーニャ地方の伝統的な料理をベースに、最先端の調理技術や柔軟な発想で、懐かしくも新しいスペインの美食を提供している。
カタルーニャ地方といっても、馴染みがないかもしれないがバルセロナをはじめとする観光都市を擁し、ご当地料理としては「パエリア」や、パンにトマトを塗った「パンコントマテ」、アルコールではワイン、特にカヴァが有名だとお伝えすれば一気に親しみやすくなるだろう。
MASIAを率いるのはカタルーニャ出身のマテウ・ビジャレット氏。
祖母のカタルーニャ料理が大好きだったマテウ氏は若干15歳から料理の道へと入る。
世界中で腕を磨いていくなかで日本の料理と食材に感銘を受け、日本の食材を活かしながらカタルーニャ地方ならではの食材の活かし方と味わいを日々研鑽し、日々進化を続けている。
そうして出来上がる料理はアンティパストからポストレ(スペイン語でデザート)までスペイン料理ならではの味わいの奥深さと日本の食材がもつ繊細さを併せ持つ食の楽しみが詰まった食の発見ができるだろう。
いま味わえる最先端の美食。季節が変わるごとに訪れたい名店だ。
マテウ・ヴィジャレット
タルーニャ出身。家族が作る家庭料理の影響でシェフの道を選び、スペインのマドリードにあるミシュラン星付きのレストラン「セルジ・アローラ・ガストロ」や、オランダ・アムステルダムの「ガラ」への勤務後、ミシュラン選出のスペイン料理店「エスキーナ」に参加。さらに、大阪のミシュラン三つ星レストラン「ハジメ」での経験を経て、大阪にカタルーニャ料理店「マスピ」を開店。2022年に「MASIA」をオープン。
MASIA
- 住所:
- 東京都中央区銀座2丁目4-6 ベルビア館 8階
- 電話番号:
- 03-6263-0971
- 営業時間:
- 12:00~15:00、18:00~23:00
- 定休日:
- 火曜、水曜