ハイジュエリーメゾンが紡ぐ アール・デコの精神
時を超えて輝きを放ち続けるハイジュエリー メゾン「ヴァン クリーフ&アーペル」。その創造の源泉であるアール・デコの美学に焦点を当てた展覧会「永遠なる瞬間 ヴァン クリーフ&アーペル ― ハイジュエリーが語るアール・デコ」が、東京都庭園美術館(旧朝香宮邸)にて開催されている。
この展覧会は、1925年に開催された「現代装飾美術・産業美術国際博覧会(通称、アール・デコ博覧会)」から100 周年を迎えることを記念したもの。1924年に制作され、アール・デコ博覧会でグランプリを受賞した《絡み合う花々、赤と白のローズ ブレスレット》をはじめ、歴史的価値が認められた作品からなるヴァン クリーフ&アーペルの「パトリモニー コレクション」と、個人蔵の作品から厳選されたジュエリー、時計、工芸品が約250点、さらにメゾンのアーカイブから約60点の資料が展示され、当時の華やぎと革新を、同メゾンの代表作を通して再び甦らせた。

会場となる東京都庭園美術館は、アール・デコの粋をいまに伝える建築として知られ、ガラス工芸家のルネ・ラリックや装飾美術家のアンリ・ラパンら、当時の巨匠による装飾空間の中で、ジュエリーと建築が響き合う稀有な体験が待っている。
100年を経ても色褪せることのないアール・デコの精神。その永遠なる瞬間に、現代の美意識が呼応する。ラグジュアリーの本質を問い直す珠玉の展覧会だ。
ⒸVan Cleef & Arpels
永遠なる瞬間 ヴァン クリーフ&アーペル
― ハイジュエリーが語るアール・デコ

■会期:2025年9月27日~2026年1月18日
■会場:東京都庭園美術館
住所:東京都港区白金台5丁目21−9
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
時間:10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)
※12月5日(金)、6日(土)は夜間開館のため20:00まで開館
(入館は閉館の30分前まで)
休館日:毎週月曜日および年末年始(12月28日~1月4日)
※祝日の月曜日(1月12日)は開館、翌日の火曜日(1月13
日)は休館
東京都庭園美術館 本館 大客室(写真提供:東京都庭園美術館)