クリムト、シーレの美術ファン 必見のミュージアム

クリムト、シーレの美術ファン 必見のミュージアム

ウィーンの滞在中、ぜひとも観たいアートの筆頭に上がるのは、やはりグスタフ・クリムトとエゴン・シーレだろうか。

19世紀末から20世紀初頭のウィーンで創作活動を続けたふたりの作品を鑑賞するのに最適なミュージアムがある。

〈レオポルド美術館〉だ。

Gustav Klimt 1862–1918 Tod und Leben, 1910/11, umgearbeitet 1912/13 und 1915/16
Öl auf Leinwand, 180,8 x 200,6cm
Leopold Museum, Wien Foto: Leopold Museum, Wien

リンクから美術史美術館に向かった先に、複合的なアートエリア、ミュージアム・クォーターがある。

〈レオポルド美術館〉はその一画に構えている。

医学者であり、熱心な美術蒐集家であったルドルフ・レオポルドと妻エリザベスは、1950年代より、19世紀末を中心としたウィーン芸術の収集を始めた。

以降50年間で所蔵品は5,000点を超えていく。

やがて夫妻は貴重な美術品を公の財産として半永久的に守るため、オーストリア共和国とオーストリア国立銀行に協力を仰ぎ、それにより創設されたレオポルド美術館私設財団に作品群を寄贈。

2001年、ウィーンの中心地に、オーストリア発モダニズムアートの新たな拠点が誕生した。

Egon Schiele 1890–1918 Selbstbildnis mit gestreiftem Hemd, 1910
Schwarze Kreide, Gouache auf Papier
Leopold Museum, Wien Foto: Leopold Museum, Wien

特筆すべきは世界最大のシーレ・コレクションだ。絵画をはじめ、文書など200点以上を所蔵する。

収集を始めた50年代は、シーレはまだ評価が上がらず、売買価格は抑えられていたという。

一方、クリムトの『死と生』は作家の代表作でもあり、見応えは十分。

また絵画、彫刻作品だけでなく、ヨーゼフ・ホフマン、コロマン・モーザーらのデザインによるウィーン工房の家具、工芸品も展示されている。

19世紀末のウィーンの生活スタイルを再現したコーナーも常設する。

ミュージアム・クォーターには同館以外にも個性的な美術館やレストランなどが連なる。

〈レオポルド美術館〉に隣接された〈カフェ・レオポルド〉も人気の店だ。

美術史美術館などに代表される歴史的なナショナル・ミュージアムは無論、万人に人気だが、21世紀に生まれたウィーンの新たなカルチャースポットも知っておきたい。

Leopold Museum/レオポルド美術館

住所:
MuseumsQuartier, Museumsplatz 1 1070 Wien
電話番号:
+43 1 525 70 1555
営業時間:
10:00〜18:00
定休日:
火曜