近代建築の巨匠が思い描いた「諸芸術の綜合」
ル・コルビュジエ。フランスを軸に活躍し「ロンシャンの礼拝堂」などモダニズム建築の巨匠として世界で知られる。
ル・コルビュジエ《牡牛XVIII》1959年、大成建設株式会社
日本においては国立西洋美術館が「無限成長美術館構想」のひとつとして世界遺産として登録されているが、その活動後期において建築を絵画、彫刻と繋げる試みをおこなっていたことはあまり知られていないだろう。
とりわけ絵画においては美術学校在籍時から頭角を現し、40代を超えた1930年代には絵を描く時間を多くもち、精力的に描き続けたと伝えられている。
ル・コルビュジエ《奇妙な鳥と牡牛》1957年、大成建設株式会社
今回おこなわれる展示は、世界で初めて建築だけではないル・コルビュジエの芸術観に焦点をあてたものとなり、その展示総数は国内外合わせて90点以上。
これまで見ることができなかった氏の側面を知ることができるものとなっている。
建築により、世界の視点と風景を変えた芸術の源泉とはなんだったのか? その核にふれることができる貴重な会期となる。
inquiry
ル・コルビュジエー諸芸術の綜合 1930-1965
- 会期:
- 2025年1月11日~3月23日
- 会場:
- パナソニック汐留美術館
東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4F
- 開館時間:
- 10:00~18:00(2月7日、3月7日、14日、21日、22日~20:00)
※入館は閉館の30分前まで
- 休館日:
- 水(ただし3月19日は開館)
- 料金:
- 一般1200円 / 65歳以上 1100円 / 大学生・高校生 700円 / 中学生以下無料
※土日祝は日時指定予約(平日は予約不要)。当日空きがあれば入館可能。
混雑状況により入館方法が変更になる場合がある。
- 備考:
- 本展は、ル・コルビュジエ財団の協力のもと開催されます。