アジア随一の野生の王国 ゲームサファリを堪能

アジア随一の野生の王国 ゲームサファリを堪能

スリランカとは「光り輝く島」を指す。

インド洋に浮かぶ自然豊かな島だ。

稀有な歴史遺産、セイロンティーの高原、トロピカルリゾートの原点。北海道ほどのこの南の国には、溢れるばかりの感動が待っていた。

ヤーラ国立公園はジープサファリのメッカだ。

一帯には400頭近くのスリランカ象が生息するという。

ここでは稀少なレオパードに出合える確率も高い。

ジープに乗って、ゲームサファリの醍醐味を体験した。

スリランカの面積は北海道ほど。

そのうち10%が国立公園や自然保護区だ。

そこではあくまでも動物保護を優先としながら、野性味溢れるジープサファリが行われ、世界中の富裕層を魅了している。

ヤーラ国立公園は、同国で二番目に広い面積を誇る。

出合える野生動物の種は多く、象や水牛、クロコダイルをはじめ、絶滅危惧種であるレオパード(スリランカヒョウ)も、公園内に50頭ほど生息するとされる。

面積と頭数の比率はアフリカよりはるかに上で、遭遇する確率は高い。

スリランカの昼間は相当暑いので屋外活動には向かない。

よってサファリは早朝か夕方前に行われる。

陽が昇る前、ロッジのエントランスで4WDを改造した専用ジープに乗り込み、出発した。

国立公園のゲート前はすでに長蛇の列。

期待高まるなか、ゲートインしてサファリがスタートした。

アフリカのサファリとは違い、スリランカでは動植物保護の観点から、ブッシュを自由に走行することは禁止されている。

ダートの道路を進みながら、スタッフが動物を探してくれる。

道路に突然、象が現れた。

動物園の檻越しに見るのではなく、大地を我がもののように進む象の迫力は圧倒的だ。

そして頭上をオナガザルが飛び越していく。

鳥類も多く、スリランカの象徴である孔雀をはじめ、水辺にはフラミンゴの姿も。

野生動物の観察は子供の情操教育に効果大だと言われるが、ジープサファリは大人でも歓声を上げて熱中してしまうほどエキサイティングだ。

体験型バカンスに重きが置かれる今日、とても贅沢で価値あるアクティビティである。