出雲大社、その本物のしめ縄を貴方の手元に。 Bring Home the Sacred Shimenawa of Izumo Taisha.
日本神話の舞台として知られ、古くから「縁結び」の神として篤い信仰を集めてきた出雲大社。その象徴的な存在のひとつが、神楽殿に掲げられた巨大なしめ縄だ。現在の大しめ縄は全長13・6メートル、重量4・7トンを誇る日本最大級のもので、その制作を担ってきたのが、島根県飯南町のしめ縄職人たちであった。

島根県飯南町と出雲大社の大しめ縄との関わりは深い。昭和30年代には出雲大社の分院が町内に置かれ、信者や地域住民たちによって大しめ縄が作られていた記録が残る。大きな転機となったのは1981(昭和56)年。現在の出雲大社神楽殿の竣工に際して、それまで以上に巨大なしめ縄が求められ、地域の人々が力を合わせて制作・奉納した。出雲大社の大しめ縄づくりを半世紀以上にわたって担ってきた飯南町。その伝統と技を受け継ぎ、現在も神楽殿の大しめ縄を実際に制作する職人たちが、同じ技法と素材で仕立てる。その技術は世代を超えて継承され、今日の飯南町注連縄企業組合へと受け継がれているのだ。
その正統な系譜から生まれたのが、〈奥出雲NAORAI 出雲しめ縄飾り「福寿」〉である。最大の特徴は、出雲大社の意匠を模して作った“出雲風”のしめ縄ではないこと。神楽殿の大しめ縄を実際に手掛ける飯南町の熟練職人が、一点一点を手仕事で仕上げ、さらに素材にも、出雲大社の大しめ縄に用いられる「赤穂餅」というもち米の稲藁を使用。寒暖差のある飯南町の高原で育った稲から生まれる、強くしなやかな藁を選び抜いている。
製法もまた、本物と同じである。一般的なしめ縄とは異なり、出雲大社では左から右へと綯う「逆綯い(さかない)」という独特の技法が用いられる。「福寿」も、この伝統的な技法によって職人が一本一本の藁を丹念により合わせ、力強く美しい姿へと結い上げていく。

つまりそこにあるのは、単なる縁起物でも、出雲大社をイメージした工芸品でもない。出雲大社の大しめ縄を作る職人が、本物と同じ素材を用い、受け継がれてきた同じ技で仕立てる、極めて由緒正しい、本物のしめ縄なのである。長寿と繁栄を象徴する鶴亀をあしらった「福寿」は、人生の節目はもちろん、企業の周年、開業、新築や移転など、新たな門出に福と良縁を願うしつらえとして、出雲に連なる祈りと伝統を現代の空間へと届けてくれる。
