ナパの絶景と美食を心ゆくまでフレンチリビエラを彷彿とさせる館

ナパの絶景と美食を心ゆくまでフレンチリビエラを彷彿とさせる館

ワインと料理、それぞれが互いを引き立てることで愉しみは深まる。ナパに最初に誕生した高級オーベルジュが、リニューアルを遂げた。プールサイドでのホテルオリジナルのロゼで、この旅を締めくくりたい。

1981年、フランス人レストラン経営者のクロード・ルアス氏は「プロヴァンスの陽光と美食文化を、ナパで提供したい」と願い、同地初の高級フレンチレストランを創業。瞬く間に人気を博し、宿泊設備を備えるラグジュアリーな〈オーベルジュ・ドゥ・ソレイユ〉へと発展して、今日に至る。

18年連続でミシュランの星を獲得し、『コンデナスト・トラベラー』誌が「米国で最もロマンティックな週末旅行先17選」に選ぶなど、リゾートとしての評価に揺るぎはない。とりわけルザフォード・ヒルの中腹から見渡す眺望は見事。眼下にはワイナリーが点在するブドウ畑、そして夕暮れ前には黄金色の陽光が谷を染める。

2023年にはメインハウスのレストランとバーが大規模リニューアルされ、床から天井まで広がる窓やフレンチドアを新たに採用。どの席からも絶景を楽しめるよう設計されている。無論、料理からも南仏の風が感じられる。エグゼクティブシェフのロバート・カリー氏は、地中海料理のエッセンスを取り入れた「ワインカントリー・キュイジーヌ」で腕をふるう。ナンタケット産ホタテやメンドシーノ産ウニにロブスターを合わせるなど、素材の持ち味を最大限に引き出す。そして約15,000本を収蔵するセラーから選ばれるワインペアリングも、美食体験を奥深いものにしてくれる。

空間づくりに関しても、フレンチリビエラのような優雅さに溢れている。オリーブの木々に囲まれた全50室の客室とスイートは、48㎡のデラックスルームから167㎡の「メゾン」まで用意。その全室に暖炉とプライベートテラスを備え、屋外ジャグジーを設置するタイプも多い。窓の外に広がる緑を楽しみながらの滞在は、プライベートヴィラで過ごしているかのような開放感をもたらす。

水をたたえたプールの隣には宿泊ゲスト専用のスパがある。ブドウ由来の成分を用いたマッド・ボディマスクをはじめ、トリートメントメニューは豊富。さらにリゾート内にはフランスの修道院から移築した石の噴水やアーティストの彫刻が配され、遊歩道を散策するだけでも楽しみは尽きない。ナパの太陽とワイン、そして極上のリラクゼーションがここにある。

最後にお伝えするが、本特集で掲載した3施設は、いずれも世界的なホテル・レストラン組織「ルレ・エ・シャトー」に加盟している。日本の窓口もあるので、予約に利用するのも都合いい。ワインと美食を巡る旅が北カリフォルニアに待っている。

 

Auberge du Soleil
オーベルジュ・デュ・ソレイユ
Adress:180 Rutherford Hill Road, Rutherford CA 94573
TEL:+1-707-963-1211