「パヴィヨン・モンテカルロ ヤニック・アレノ」をメインダイニングに掲げる五つ星ホテルが、オテル・エルミタージュ・モンテカルロだ。

モナコ公国の中心に位置し、オテル・ド・パリ・モンテカルロと並び、格式ある第一級ホテルとして世界に知れ渡っている。

近隣には高級ブティックが立ち並ぶ賑やかな「プロムナード・モンテカルロ・ショッピング」もありながら、カジノ広場から一筋入るという立地のゆえ、エクスクルーシブな雰囲気を漂わせる。

ホテルは19世紀末に建てられたベルエポック様式の建築。

当時の優美な佇まいが今も息づき、“エルミタージュ=隠れ家”の名にふさわしい、静謐な気品が漂う。

窓の先には旧市街やエルキュール港を望む景色が広がり、歴史的な建築美と美しい眺望の両方を楽しめるのも魅力だ。

ホテルの象徴的な空間が、ギュスターヴ・エッフェルの手による彩色ガラスのドーム天井が印象的なホール「ジャルダン・ディベール（冬の庭）」。

花や果実をモチーフにしたステンドグラスに彩られ、重要文化財にも指定されるその美しさは圧巻。

展覧会やコンサート、講演会なども開催される文化的な場でもあり、“芸術を愛する人々のホテル”とも称される所以だ。

全262室の客室は伝統と現代性が融合したファブリックや、選び抜かれたアンティーク家具が調和する。

なかでも13室ある「ダイヤモンド・スイート」はホテルの最上級カテゴリーで、すべての部屋が地中海を臨むテラス付き。

さらにはジャグジーを備えたスイートもあり、モナコならではの優雅さとプライバシーを約束する一流ホテルである。