【特別インタビュー】~エクソソーム研究のいま  そして、紐解かれるもの~

【特別インタビュー】~エクソソーム研究のいま  そして、紐解かれるもの~

前号ではエクソソーム研究の第一線で研究を続ける、東京医科大学 医学総合研究所の落谷孝広特任教授にエクソソームについてお伺いした。 

今号ではエクソソームの可能性と現在の市場、そして最前線の研究について語っていただいた。

さらに、今号ではエクソソーム研究所を自社でもつアズフレイヤ社の最新研究を紹介し、世界クラスの高品質・高安全な化粧品材料の世界へと迫る。

 

 —前回、動植物、特に動物では馬のエクソソームが大変優れているというお話をお聞きしましたが、エクソソーム研究はさまざまな分野に応用されているとお聞きします。今後は医療への応用も期待されているのでしょうか?

 落谷 もちろんです。現在、がん細胞が出す「悪いエクソソーム」が転移を促進していることがわかっており、それを阻害する薬の開発が進んでいます。また、血液中に流れるエクソソームを解析することで、がんなどの疾患を早期診断できる「リキッドバイオプシー」という新しい診断技術にも活用されています。

ーとても可能性と未来がある分野と研究ですよね。そうなると、健康食品やコスメの分野でも大きな注目を浴びそうです。

落谷 そうですね。いま最も伸びている市場はスキンケア分野です。エクソソームを含む化粧品は、肌の再生や美白、育毛などで注目されています。次に大きいのは、サプリメントや健康食品です。内側からの健康維持やアンチエイジングを目指す製品に多く使われ始めています。

—お話を聞いていると、魅力的な一方で安全性に対する懸念もあるのかとも思います。

落谷 おっしゃる通りです。基本的にエクソソームは 、 いわゆる医学での研究がおこなわれているので、いずれ薬機法で管理はされる時代がくると思います。エクソソームやマイクロRNAが実際に人体へどう影響するかについては、慎重なリスク評価と長期的な研究が必要です。一方で化粧品に関して は、ガイドラインにのっとって、エクソソームの機能表示をちゃんとしているものもあれば、すでに食品でエビデンスが学会で証明されているものもあるんですね。たとえば、赤ワインの原料となるピノ・ノワールが、人間の遺伝子やマイクロRNAを最も効果的に制御できることがわかっています。この効果に関係しているのが、プテロスチルベンという物質なのですが、抗酸化作用や抗炎症作用が非常に強いとされています。ピノ・ノワールには、この成分が特に多く含まれているんですね。

—なるほど。美味しさだけでなく、エクソソームレベルで体に良いものを選ぶという観点から見るのも面白いですね。今後は、どのような展開を見込んでいらっしゃるのでしょうか?

落谷 ようやく植物やバクテリア由来のエクソソームまで研究が進んできました。あらゆる動植物にエクソソームがあるため、研究の余地は無限です。人間の健康は、人だけで完結しているわけではありません。植物、動物、バクテリア。地球上のあらゆる命が持つエクソソームやマイクロRNAによって、私たちは日々支えられているんです。これからの医療・美容・栄養学の世界は、それらをいかに理解し、活用していくかが重要ですね。

落谷教授のお話の通り、エクソソームの可能性は新しい扉を開く鍵となるだろう。

その鍵を作り出すため、株式会社アズフレイヤでは植物のエクソソームを多く研究、開発している。

代表的なものとしてドラゴンフルーツやコメ発酵エキス、トゥルシー(ホーリーバジル)、アカガウクルアなどから有効なエクソソームを原料化。

高品質な化粧品や健康食品への利用を促進している。

とりわけ直近では「奇跡の植物」と言われるトゥルシーカルス由来のエクソソームを高機能・高安全性の次世代化粧品原料としてINCI(化粧品原料国際命名法)に登録されるなどエクソソーム研究の先端を切り開いている。

自社でもコメ発酵液エクソソームとレッドドラゴンフルーツエクソソーム。

さらに歯髄由来及び臍帯由来幹細胞培養上清を配合した24Kナノリッチクリームを製造、販売するなど確かな商品を、確かな消費者へと届けている。

エクソソームが切り開く未来は、無限に広がる。

これからも落谷教授の信念や想い。

アズフレイヤ社の情熱的かつ積極的な研究と商品化が私たちの未来を加速させ、より良いものとしてくれることだろう。

 

配合する成分にはパラベン不使用、合成香料不使用、合成着色料不使用、鉱物油不使用。
24Kナノリッチクリーム 30g
60,500円(税込)

 

落谷孝広

1993年より国立がん研究センターで分子腫瘍学、分子細胞治療研究を続け、現在は東京医科大学 医学総合研究所特任教授として研究に従事。内閣府やAMEDの評価委員や日本細胞外小胞学会・理事長も務める。エクソソーム研究としてクラリベイト・アナリティクス社が毎年公開する高被引用論文著者に5年連続で選ばれている。