王であり、革新者。 〈オーデマ ピゲ〉の真価
世界最高峰の時計ブランドのひとつ〈オーデマ ピゲ〉。
長い歴史の中で、職人技と挑戦心を磨き続けてきた。
今年1月、新たな製造拠点が誕生。
受け継がれてきた哲学を礎に、さらなる進化へと歩みを進めている。
150年の哲学を未来へ繋ぐ
新拠点「Arc」
2025年に150周年を迎えた〈オーデマ ピゲ〉は、2026年1月、新製造拠点「Arc(アーク)」を始動した。「時計製造の聖地」、スイス・ジュウ渓谷各地に点在していた製造機能と職人技術を集約し、熟練の技術と先端技術の融合をさらに推し進めている。総面積23,700㎡を誇る施設は単なる工房ではなく、ブランドの哲学を未来へ継承するための中核拠点でもある。
そして、「Arc」が始動した2026年、〈オーデマ ピゲ〉はメゾンの美学を映し出す最新モデルを発表した。「CODE11.59 バイ オーデマ ピゲ」の新作3モデルだ。ソーダライト、マラカイト、ターコイズ、文字盤の天然石が生み出す唯一無二の表情は、ふたつとして同じものが存在しない。高度なクラフツマンシップと現代的デザインが響き合う新作は、新時代の〈オーデマ ピゲ〉を体現している。 
「ロイヤル オーク」が変えた
時計界の価値観
ジュウ渓谷の静かな村、ル・ブラッシュ。この土地で、1875年、〈オーデマピゲ〉は誕生した。 創業者は、ジュール=ルイ・オーデマとエドワール=オーギュスト・ピゲ。幼なじみとして育ち、ともに才能のある時計師だったふたりは、創業当初からミニッツリピーターや永久カレンダーといった複雑機構を手がける。時計界が工業化へと移行する19世紀後半のなかで、〈オーデマピゲ〉は高度な時計製作で確かな評価を築いていった。

しかし1960~70年代、スイス時計業界は「クオーツショック」という危機に直面する。日本製クオーツ時計の台頭により、多くの老舗ブランドが姿を消し、機械式時計は時代遅れとさえ言われた。その危機の中で、〈オーデマ ピゲ〉はある大胆な決断を下す。「誰も見たことのない高級時計を作る」という挑戦だった。
1970年、当時のCEO、ジョルジュ・ゴレイは、のちにパテック フィリップの「ノーチラス」やブルガリの「ブルガリ・ブルガリ」を生み出す時計デザイナー、ジェラルド・ジェンタへ電話をかける。「これまでにない革新的なステンレススティール製ウォッチを、一晩でデザインしてほしい」。無謀とも思える依頼だった。

ジェンタはその夜、ダイバー用ヘルメットから着想を得て、八角形ベゼルとビスを露出させた大胆なデザインを描き上げる。そして1972年、「ロイヤル オーク」が誕生した。 当時、高級時計といえば金無垢が常識だった時代に、ステンレススティール製でありながら、金時計を超える価格設定。業界関係者からは「誰がこんな時計を買うのか」と冷ややかな声も上がったという。
しかし、その1本が時計史を変えた。「ロイヤル オーク」は「ラグジュアリースポーツウォッチ」という新たな価値観を生み出したのである。薄型ケースに宿る高度な技術、手作業による繊細な仕上げ、そして建築物のような造形美。機械式時計が、性能だけではなく、価値観や美意識を纏う存在へと変わった瞬間だった。
〈オーデマ ピゲ〉は、大量生産ではなく「本当に価値ある時計とは何か」を問い続けてきた。その歩みは、美学と革新を貫いてきた時計文化そのものの歴史でもある。
力強さと美学が融合した
「ロイヤル オーク オフショア」の精神
コレクションのひとつ「ロイヤル オークオフショア」は、1993年の誕生以来、「ロイヤル オーク」の美学を受け継ぎながら、より大胆な表現で進化を遂げてきた。

今回登場した2モデルは、チタンとセラミックを組み合わせた大胆な素材使いが特徴。ブランドのアイコニックな「ナイトブルー、クラウド5 0 」や新しい「スモークグリーン」といった色彩表現を取り入れながら、力強さと洗練を共存させている。
さらに、自社製フライバッククロノグラフムーブメント「キャリバー4401」を搭載し、サファイアケースバックからは精緻な仕上げを眺めることができる。それは単なるスポーツウォッチではなく、オートオルロジュリー(高級機械式時計)ならではの繊細な美意識と挑戦心を宿した存在である。

「ロイヤル オーク」という揺るぎない軸を守りながらも、なお変化を恐れない。その姿勢こそが、〈オーデマ ピゲ〉が世界中の人々を魅了し続ける理由なのかもしれない。
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TEL:03-6830-0000(オーデマ ピゲ ジャパン)