台北の奥座敷 礁溪温泉に構える 温泉リトリート

台北の奥座敷 礁溪温泉に構える 温泉リトリート

台湾は各地で名湯が沸く。台北から特急列車で90分ほど東に向かうと礁溪温泉がある。この観光地に2021年オープンしたブティックホテルが「了了礁溪」だ。

まずその外観に驚くだろう。地上から5階までは竹を編んでおり、巨大な鳥カゴのようだ。この地方では昔、竹林で家を囲い、暴風雨を防いだ風習があり、それをモチーフにデザインされた。設計したのは、2020年のヴェネチア建築ビエンナーレにて台湾館を手掛けた建築家の曾志偉。

ホテルの名である「了了」とは、禅宗の「真理を理解した心は、その平静は揺るがない」との教えに由来する。「禅とアート」をコンセプトにしており、空間の中でゆったりと身を置くことで、生活美学を感じて欲しいという。加えてアートギャラリーを併設し、企画展なども開催している。

31室となる客室は7つのデザインに分かれており、それぞれに特徴がある。例えば「渓流房」の部屋はベッドルームと浴室の間に壁がなく、全面ガラスで仕切られているだけ。また「微風房」にはテラス、「日出房」には屋外プールが備わる。ちなみに台湾の温泉ホテルにも大浴場は少なくないが、「了了礁溪」は、客室付きのバスルームで湯浴みするスタイルをとる。礁溪温泉は無色透明のアルカリ性温泉で「美人湯」の誉れが高い。

ダイニング「HABITAT」の評判もいい。夕食は洗練された多国籍料理を提供。北海道産ホタテとリンゴの前菜、イカ墨リゾット、名産アヒルのローストといった具合だ。そして朝食の海鮮粥も人気。

建築文化を主軸に、最新グルメなども盛り込んだ台湾紀行。旅の魅力は尽きない。

 

了了礁溪

Vivir Jiaoxi Hotel

ADRESS:宜蘭縣礁溪鄉公園路7030

TEL:+886-3-987-1111

URL:https://www.vivir.com.tw/